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TradingViewのチャートでインジケーターをスッキリ表示させる裏技

まる
TradingViewのチャートでインジケーターをスッキリ表示させる裏技だにゃん!

特にライントレードやエリオット波動などチャートにラインを引いてトレードする場合、チャートはローソク足とラインだけでスッキリしていた方が明らかに見やすいです。ただ一方で重要なテクニカルポイントはインジケーターで確認したいという要望もあります。

実はTradingViewのチャートでこれを同時に満たす方法があります。その方法を解説します。

目次

ラインを引いて、インジケーターも載せるとごちゃごちゃする

情報はより多く確認したい気持ちはわかります。でもチャートにインジケーターを載せて、さらにラインも引いてとなるとかなりごちゃごちゃします。実際こんな感じのチャートになってしまいます。

indicator-on-right0.gif

まぁ正直見づらいです。

インジケーターを使いながらスッキリと表示させてみると

そこでこういった方法があります。実行するとこんな感じになります。

indicator-on-right1.gif

メインウインドウがローソク足とライン、フィボナッチだけになり少しすっきり見やすくなりましたね。ではインジケーターはどこに行ったのか?と言えばここです。

indicator-on-right2.gif

右端にまとめて表示されています。表示される価格の位置は実際のインジケーターのポイントなので、それだけで十分どこに重要ポイントがあるかわかります。

例えばこのチャートで、右端の一番上に表示されているのは、週足のピボットR1で、その価格は131.746であることがわかります。

スッキリしていて、かつ重要ポイントがわかるのでこの方法はかなり便利です。maruも普段から利用しています。

TradingViewのチャートでスッキリ表示させる方法のやり方

ではこのやり方を解説します。

1. チャート右端にインジケーター名とその価格を表示する

まずチャート右端にインジケーター名とその価格を表示します。チャート画面で右クリックして、メニューから「プロパティ」を開きます。開いた設定画面で「スケール」タブをクリックし、以下の画像の部分の設定を行います。

indicator-on-right4.gif

インジケータ名は「インジケーターラベル」、インジケーターの価格は「インジケーターラベル」です。また「ラベルを重ねない」にチェックを入れるとラベルが重なって見えなくなるのを防げます。

2. 各インジケーターの色設定

次にチャート上のインジケーターを見えなくする為に、各インジケーターの色を消します。各インジケーターの設定画面を開き、色の濃さのバーを一番右に移動します。

indicator-on-right3.gif

こうすると色が透明になり見えなくなります。これをチャートに追加しているすべてのインジケータで行います。ボリンジャーバンドの様に複数のラインがある場合、すべてのラインに対しこの設定を行います。

これで設定完了です!

追記: 左スケールを利用してさらにスッキリとさせる

2018年4月3日(火)の追記です。

最近気づきましたが、さらにスッキリとさせる方法がありました。それを利用するとこうなります。

indicator-on-right9.gif

インジケーターのラベルを左に移動しました。右スケールにまとめて表示されていたラベルが左に移動した事でさらにスッキリとしましたね!この方が価格も見やすく良いかもしれません。

こちらのやり方は

1. チャートの左スケールを表示させる

右スケールだけでなく、左軸も表示させます。チャートのプロパティで以下の様に設定します。

indicator-on-righta.gif

2. 各インジケーターのラベルを左スケールに移動

各インジケーターの設定画面を開き、「スタイル」タブのスケールの設定で「左スケール」を選択します(左スケールにできないインジケーターもあります)。

indicator-on-rightb.gif

左スケールに表示させる設定は以上です。

テンプレート化していつでも呼び出せるようにする

もう少し便利に利用してみます。正直この設定を毎回行うのは大変なので設定をテンプレート化します。TradingViewではインジケーターとその設定の組み合わせはテンプレートにできます。

画面上部、「インジケーター」ボタンの隣に「スタディテンプレート」のボタンがあるのでそちらをクリックします。ちなみにTradingViewでは「スタディ」という言葉は「インジケーター」の意味で使われている様です。なので言い換えると「インジケーターテンプレート」になります。

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クリックするとプルダウンメニューが開きますので、その一番上の「インジケーターテンプレートを保存」をクリックします。すると次の画面が開きます。

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テンプレート名の欄に「任意の名称」を入力し「保存」をクリックします。

保存した後、もう一度「スタディテンプレート」のボタンを押すと、一覧に保存したテンプレートが表示されます。

indicator-on-right7.gif

これをクリックすれば設定済みの状態でインジケーターが現在のチャートに適用されます。なおここで、「スター」にチェックを入れておくと便利です。

そうするとチャート上部に常に表示されるようになります。こうすると「スタディテンプレート」の一覧を開かなくても、いつでもワンクリックで呼び出せます。

indicator-on-right8.gif

ぜひお試しください。ご参考になれば幸いです。

まとめ

実はこのやり方は、医学的FXさんのMT4用インジケーター「Line on Right」の機能を参考にしています。maruもMT4で「Line on Right」を利用していましたが、それをTradingViewで応用した方法です。

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