茶トラがFX検証中。相場はテクニカルで動いている

FXの手法を検証したりレビューを書いたりしています。自作ツールもちょこっと。主人公は茶トラ猫の「まる」。

OANDAを使うべき5つの理由とプラスアルファ

maru
オアンダって何?ぼくは眠くなっちゃったニャンzzz

今回は、maruも利用しているOANDA Japanについての記事です。日本では数多くのFX業者さんがありますし、それぞれ魅力的な独自のキャンペーンやセミナー、イベント、ツールなどを提供されています。その為、OANDAはあまり目立たない方かも知れませんが、トレーダーにとってはかなり使えるサービスとなっています。

OANDAをFXトレーダーが使うべき理由を、個人的な経験からの視点からご紹介します。

目次

OANDAの概要

OANDAはカナダに本社を置き、グローバル展開を行っている世界的に有名なFXブローカーです。1996年にサービスが開始され20年以上の運営実績があり、日本では2004年からサービスが開始されています。もちろん、米国のCFTC、日本の金融庁などの正式ライセンスを保有する認可済みのブローカーであり、優れたブローカーとして世界各国で数多くの受賞歴があります。

日本発の業者では無いため、やや馴染みが薄い方もいるかも知れませんが、もちろん顧客資産は日本の法律に準じ信託保全(三井住友銀行)されており、クイック入金や出金の部分など、資金面のサービスも日本の業者と全く変わりません。

FXブローカーとしての特徴には、取扱通貨ペアが多く(70以上)、スプレッドが狭い(日本の業者と同水準)といったものがあります。FXの学習資料やツールが充実しているのも特徴です。

OANDA Japan MT4

それでは個人的な視点で見たOANDAのメリットについて解説していきます。

メリット1 トレードの検証が可能

トレードのスキルを磨くには、戦略を実行したあと検証を行い改善する必要があります。アイデアを思いついてトレードするだけでは絶対的に不十分です。システムトレードだけでなく、裁量トレードであっても、必ず実行した結果を記録し検証する事が大切です。

検証を行えば、トレードで悪かった点、良かった点を明確にすることができます。

・そもそも戦略が機能しているのか、いないのか?
・リスクのとり方に問題は無いか

といったといった総合的な部分から、

・ポジションサイズによる損益
・ポジションをどの程度の時間持ったときが利益/損失となりやすいか
・勝率と利益のバランス
・日別や時間帯別の利益の出やすさ

といった具体的な内容まで様々な観点から分析を行い、悪い点を改善し、良い点をより伸ばすといった事が可能となります。検証の大切さはトレードジャーナル他の記事でも書いているので、そちらも確認してみてください。

データを記録し検証する事はシステムトレードでは当たり前の話ですが、裁量トレードでこれを行っている人は、知る範囲ではほとんどいません。というのは裁量トレードでデータを取るというのは非常に難しいからです。

「手書き」でといった事も可能ですが、特に日に何度もトレードしている様な、トレード回数が多い場合は現実的ではありません。また取れるデータも限られたものとなり、集計や分析も簡単ではありません。

myfxbookと連携し、トレードを改善

そこで利用するのが myfxbook です。myfxbookでは、FX口座と連携し、自動的にトレード履歴を取得します。そして統計データ、グラフや表などで様々な分析を行う事ができます。

myfxbook.gif

ただし残念ながら、myfxbookでは連携できる口座が限られていて、日本の多くのFX業者の口座とは連携することができません。 連携ができるのは、「MT4」口座や、「OANDAのfxtrade」口座に限定されます。

myfxbook2.gif

OANDAをオススメする理由のひとつはまさにこの点です。myfxbookと連携し、トレードの検証が行える数少ない業者です。トレードスキルを向上し、利益を上げるという意味で非常に重要かつ外せないポイントです。

OANDA Japan

メリット2 ポジションサイズ

ポジションサイズはFXにおいて、最も重要な要素のひとつです。これは株式投資の様に、保有する自分の資金でトレードを行うわけではなく、レバレッジを効かせた差金取引(単純に言えば勝ち負けの損益だけをやり取り)だからです。これは同時に自己資金の数倍、数十倍のトレードが簡単に行える事を意味しますので、簡単に破綻が起こりえます。

特に初心者の方は、ポジションサイズの体感的な感覚が掴みづらい部分があるので、最初はできる限り小さいポジションサイズで実践を踏むべきです。標準的な「10,000通貨」の最小単位は、多くの人にとって、正直ポジションサイズが大きすぎます。

また10,000通貨のポジションを取る場合でも、例えば「2,000通貨 x 5」といったポジションを取れば、エントリー価格を分けたり、決済時にも部分決済で利益を確保しつつ、残りのポジションで利益を伸ばすといった事も可能となります。

これを、10,000通貨をベースにして同じことをやろうとすると、10,000通貨 x ポジション数という事になります。5ポジション取れば、50,000通貨、10ポジションで10万通貨です。これらはドル円では、これらは500万から1,000万を超える資金を一度のトレードで動かしている事になります。

OANDAには、fxtrade(OANDAの取引ツールを利用)とMT4(取引ツールにMT4を利用)口座の2つがあり、特にfxtrade口座では、1通貨単位から取引が可能です。これは極小サイズです。MT4口座でも、1,000通貨単位で取引が可能です。

oanda-position-size.gif

日本では1000通貨未満でトレードが行える業者は数少なく、そうした小さいロットで始められる業者では、少ないリスクで大きなトレード経験を積む事が可能となります。

このポジションサイズについては、初心者の方だけでなく、中級者や既に利益を上げている方であっても、ポジションサイズを柔軟にコントロールできる事は、打診やエントリーの分散、分割決済に利用できる余地が増えますからもちろんメリットとなります。

メリット3 サブ口座を作成できる

FXでは口座を分ける事に戦略上のメリットがあります。

例えば、トレード手法毎に口座を分けることで、データをそれぞれ取得することができ、個々の手法の分析や有効性の検証を行う事ができます。同じ口座で複数の手法を混在させてしまうと、正確なデータの取得や検証が難しくなります。

エントリーやエグジットの手法自体が同じ場合でも、短期口座、中期口座、長期口座といった具合に分けて運用するやり方も有効です。具体的には分足などを利用したデイトレード、4時間足などでのスイングトレード、週足、月足でのポジショントレードといった様に運用を分け、リスク分散や様々なリターンを求めるといった事も可能です。

エントリータイミングは一緒で、利益の回数による積み上げを重視する口座と、利益を伸ばすことを重視する口座といった具合に、エグジットのみ口座別に変える方法もあります。

通常これを実行するには、複数の業者に口座を作るといった必要があります。もちろんその方法でも問題ありませんが、OANDAではサブ口座を複数作成できるため、複数口座間の資金移動等をよりシームレスに行う事ができます。

口座資金の管理方法は以下の記事でも解説しています。

メリット4 TradingViewでトレードができる

TradingViewのチャートからOANDAの口座に接続し、トレードを行う事ができます。現在、日本ではTradingViewからトレードできる唯一のFX業者です。

TradingViewのチャートを利用している人にとっては、他のソフトを開くことなく、チャート画面からそのままトレードができるので非常に便利です。TradingViewの取引パネルを使って、ポジション状況を管理したり、注文パネルを使ってトレードを行う事ができます。

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トレードイメージ(TradingViewチャート + OANDA)

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TradingViewについては以下記の記事で詳細に解説しています。

メリット5 素直なレート配信

この点は個人的な経験となりますが、OANDAは比較的素直なレート配信を受けられる印象です。

FX業者によっては、特にボラティリティの高い時に、他のブローカーで付かない(異常な)プライスが付き、そのヒゲでポジションが狩られたりすることがままあります。こうした事はOANDAでは少なく、またその結果としてテクニカル分析も行いやすいチャートです。

具体的には、異常プライスがあると、(過去との)高値安値の位置が変わり、サポート&レジスタンスの判別や波動分析が行いづらくなります。またもちろんインジケーターの形状(移動平均線の位置)なども変わってしまいます。

この部分は地味で、評価されづらい点ではありますが、トレーダーにとっては重要で、損益に影響する大切なポイントです。

メリット6 秒単位のスワップポイント

個人的には上記5つが主なメリットと考えていますが、その他少し面白い点としては、「セコンド・バイ・セコンド・スワップ」があります。こちらは特にスワップポイントを重視される方には嬉しい点です。

ほぼ全てに近い多くの業者では、通常スワップポイント(1日の金利相当)は、朝6時頃の各社のロールオーバー時間が過ぎると付与されます。逆に言うと、例えば日中にクローズしてしまったポジションに対してはスワップポイントは付与されません。

しかしOANDAでは、ロールオーバーを跨がずとも、ポジション保有時間に応じて「秒単位」でスワップポイントが発生します。つまり(比較的相場が安定している)早朝のオセアニア時間から東京時間だけポジションを保有し、スワップポイントを獲得するといった事も可能です。

相場が荒れやすいロンドン市場やNY市場にポジションを保有せずに、安定した時間帯だけ狙うといった戦略も利用できますのでスワップ派には注目です。もちろんロールオーバーした場合には、一日分のスワップポイントが獲得できますので、他の業者同様に早朝ロールオーバーを狙うといった事も可能です。

これによりスワップ派はより柔軟性の高い戦略を組むことができます。

OANDA Japan MT4

まとめ

ここまで思いつく範囲でOANDAのメリットをまとめてきました。特に裁量トレーダーには大きなマイナスポイントは無い業者ですので、メインにするか、サブで利用するかといった違いはあると思いますが、利用価値の非常に高いブローカーです。個人的にもかなりオススメできるので、まだ利用されていない方はぜひ一度どうぞ。記事がご参考になれば幸いです。

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