茶トラがFX検証中。相場はテクニカルで動いている

FXの手法を検証したりレビューを書いたりしています。自作ツールもちょこっと。主人公は茶トラ猫の「まる」。

エリオット波動分析 ポンドドル [2017-09-15 金 17:09]

まる
ポンドドルのエリオット波動分析だにゃん

ポンドドルの波動分析アップデートです。月初のポンドドルのアイデアは見事に外してしまったので今度こそなんとかという所です。

記事内のチャートはTradingViewに公開したアイデアからです。各見出し毎に、解説、チャート画像、TradingViewに公開していたコメント引用の三部構成となっています。

fxmaruchan Trader — トレーディングアイディアとチャート | TradingView
https://jp.tradingview.com/u/fxmaruchan/#published-charts

目次

現在の相場概況

今日も北朝鮮が日本列島を超えるミサイルを飛ばすなど依然として緊迫した情勢ながらも、9月9日の北朝鮮の建国記念日、そして9.11を超えたことで今週はリスクオンムードが一気に広がった状況。またトランプ政権に対するリスクの意識や米国の利上げスピードが緩慢な事などから全般的なドル安方向は継続。

長期的なドル安の可能性

今年はドルストレートの波動についてはすんなりいかない状況。ドル高回帰の転換ポイントは何度かありましたが基本的に全て中期的には騙しとなり全体的にドル安で推移してきています。また最近は長期的なドル安シナリオも語られ始めました。

特にJPモルガンがドル安を予測している模様でそれは佐々木融氏のロイターなどのコラムで確認できます。

そういったドル安の状況ですが、これから提示するアイデアはこのドル安トレンドが一旦収束する必要があります。

9月5日投稿のアイデア以降の状況

前回9月5日の段階では「8/3の1.325からの下落トレンド開始」をベースにアイデアを組み立てました。しかし1.325の高値を抜いた時点でそれは誤りと確定。その後は高値目処はどこかという状況になりました。

ただ逆にポンドドルが高値を狙う展開となった事が明確となり、またちょうど円安のタイミングと重なったことでポンド円の方向性は読みやすかったように思います。ということでポンド円のアイデアは嵌まりました。

振り返るとファンダ的には少し前は円安に振れる事は普通の相場感覚的には考えづらかったですから感覚は当てにならないと同時に、相場の一寸先は闇という事が改めて示されたような気がします。

ポンドドルのエリオット波動分析

それではポンドドルのエリオット波動分析アップデートです。ポンドドルは1.345までの戻りを付けたことで逆に波動的にはクリアになりました。これは1.325の戻りは少し浅い印象があった為です。

逆に1.345の時点はダイアゴナルのチャネル上限に到達していますし、波動カウントも3-3-3-3-3の形状です。また1.34-1.35のポイントは、4−A波のFE1.618のポイントであり、日足3波のFR0.382のポイントです。かつ現状の副次波における1波のFE2.618のポイントでもあります。

というわけで波動カウントやフィボナッチ的には反転の可能性を秘めた位置です。

まとめ

しかしまだ現在はポンドドル、ポンド円に強さが残っているためモメンタム的にはもう少し上値を試す可能性が高いかなと思います。なので現在のレベルでは打診レベルに留め、基本的には反転を確認した後の戻りで売る形を取りたい所です。

逆に反転を試さない場合、さらなる上値余地、例えば日足のFR0.5やFR0.618への戻りを試すといった事が考えられるので、再度情勢を見る形になります。

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