8月9日水曜日の記事アップデートです。今日は台風が過ぎ猛烈な暑さの一日です。クーラーを付けても暑いぐらいの陽気で頭もくらくらします。そんな日ですが今日はユーロ豪ドルとポンドドルの波動分析を行ってみます。
チャートはTradingViewに公開したアイデアからです。各見出し毎に、解説、チャート画像、TradingViewに公開していたコメント引用の三部構成となっています。
fxmaruchan Trader — トレーディングアイディアとチャート | TradingView
https://jp.tradingview.com/u/fxmaruchan/#published-charts
目次
現在の相場概況
先週からドル安が一転しドル買いのターンに。加えて本日は北朝鮮リスクの警戒からリスクオフ模様。基本的に株も高値水準や季節サイクルでの警戒感がありややリスクオフに動きやすい情勢です。
ユーロ豪&ポンドドルのエリオット波動分析
さて本題の波動分析です。今回はユーロ豪とポンドドルを取り上げました。共に短期ビューです。ポンドドルは先週以前からの予測の継続になります。先週の記事も合わせてご覧ください。
ユーロ豪ドルの短期シナリオ
ユーロ豪ドルは大きな方向感は依然として無く広い幅でのレンジとなっています。中期的には今年2月安値の1.36からの上昇が継続しておりまだ上値余地を残している状況です。また現在短期的な修正波が完了し推進波に移った可能性がある局面です。
個人的にはここからは1.48を基準に押し目買いスタンスで考えています。株安に動きそうでもあり、その場合通常は豪ドルは売られやすく、ユーロは買われやすくなるという背景もあります。ターゲットは前回高値付近の1.52前後、最大で1.54レベルを想定しています。ただ上値が伸びる可能性もあるためシナリオ通り動いた場合でも小ロットはトレーリングをかける方向です。
ユーロ豪のチャートを長期的に見ると、波動分析の観点からは1.7前後への大きな上昇も期待できる一方で、今回の上昇が現状レベルから1.54で折り返し下落に移った場合、1.36を割れると週足レベルのH&S完成となり大きな下落が予測される事も頭の片隅に置いておきたい所。ただ当面は1.36-1.65のレンジ内で上下を考えています。
ポンドドルの短期シナリオ
ポンドドルは基本的にTradingViewに公開したアイデアの想定通りの動きとなっており中期シナリオは特に変更がありません。今日は先週末からの値動きを追った短期ビューを見てみます。
ポンドドルは1.32から1.29ミドルまでほぼ一気の下落となりました。一応最短のターゲットは到達と考えています。こちらは月曜日のツイートです。
先週末は結局即時下落のパターン。ブログ記事に書いた通りポンドドルSを追加でエントリーし引け前にTP。コアポジションを週超え。現状はポンドドルは依然1波継続と想定。先ほど1.305から追加S。1波のターゲットは最短で1.29ミドルもメインシナリオは1.27。当面戻り売り。 https://t.co/KGGWXhNbse
— maru (@fxmaruchan) 2017年8月7日
押し目が少ない展開で波動カウントが難しいですが、おそらく目先の1波は終わったものと考えています。ここからは2波で戻りを試す方向が有力で、金曜日に米国指標が控えている事からそれを目処に戻りを試すと考えています。基本的には価格調整が入ると思っていますが、先週同様時間調整に終わる可能性もあります。
現在は1.32ミドルのコアポジションをキープしながら、残りのポジションは全てTP済みです。戻りを待って再度新規ショートポジションを建てる予定です。その場合戻りの位置にも依りますがターゲットは最短で1.27、伸びれば1.25まであると考えています。
まとめ
リスク情勢を意識しながらポジションを調整する方向です。例えば株高回帰があればユーロ豪はポジションを増やしません。引き続きポンドドルメインで回す予定です。
なおドル円やクロス円はリスクオフを考えれば円高で、実際先週からここまではポジションが比較的取りやすかったかと思います。例えばポンド↓、円↓、ポンド円↓といった形で。ただ現レベルでは例えばドル円はいっても108円、ポンド円は142円がサポートと考えると、109後半のドル円や142円ミドルまで突っ込んだポンド円を新たにショートはしづらい状況です。この局面からはロングのほうがリスクリワード的に高い状況なので新規ショートは動意があった時に短期でという形で、円絡みは無理せずと個人的には考えています。