やや久しぶりにエリオット波動分析の記事を公開します。日々分析しトレードには活用しているのですがブログ記事を書くのは結構労力でどうしても簡単なTwitterなどに流れてしまっています。ですがまたペースを上げて更新していきたいと思います。
今日は日経225のエリオット波動を取り上げてみます。先ほどTradingViewでアイデアを公開したのでそちらを利用して解説していきます。
目次
現在の相場概況
フランスの大統領選を予定通りの形で通過し、緊張が高まっていた北朝鮮情勢も一時小康状態。またオバマケア代替のヘルスケア法案が下院を通過するなどトランプ政権への不安も一旦払拭。総じてリスクが後退した事でリスクオン相場に変化しています。VIX指数も数年レベルの最低値。
結果として強い円安株高の相場状況。日経225もNY時間に久々の20,000円の大台到達。
日経225のエリオット波動分析
とはいえ短期のエリオット波動では最終5波の可能性が濃厚で調整波への移行を示唆しています。こちらはTradingViewに公開したアイデアで日経225の4時間足のチャートです。
,リスクオンで強気の局面が続いてきましたが昨日NY時間の幻の20000円高値を頂点に反転気配。 18193の安値から5波で20000円の高値に到達しており推進波は完了濃厚で調整波への移行の可能性。 基本的には高値超えをストップにショートの戦略、戻りは再度売りたい。 短期的なターゲットはフィボナッチリトレースメント0.382、かつ週足ピボットS1の19321レベル。 米株、ドル円の調整も開始となるとさらに調整が深くなる可能性もあり その場合のターゲットは、フィボナッチリトレースメント0.618の18891円〜0.854の18460円も想定。
既に上昇5波完了か?
4/17に安値18193を付けた後、昨日5/9の高値20019まで推進5波で上昇してきました。20019で5波完了であれば調整波への移行となりますが、ここまでの波動展開を考えるとその可能性が高いと考えています。MACDも既にダイバージェンスしている状況です。
そして調整波開始となれば昨夜の高値20019はしばらく付けることの無いプライスとなります。米株やドルが依然ブルであることに留意しながらも基本的には高値の上にストップを置いてショートが有効と考えます。
調整開始の場合のターゲット
調整波が既にスタートしているとした場合のターゲットを算出してみます。
短期的にはフィボナッチリトレースメント0.382のポイントを想定しています。プライスは19321レベルでここにはギャンファンや現在の週足のPivot S1などが重なる地点で一旦はサポートが濃厚です。そこまでに15分足程度の時間軸で5波で下落してれば一度利確しても良いポイントです。
ただその地点で止まるケースは最小のケースで基本的にはもう少し長い時間軸でより深いレベルへ調整すると考えています。目標地点は19000割れの18500レベル。フィボナッチリトレースメントの0.618から0.854のゾーンが有力と考えています。ギャンファンでは4/1、8/1までの押しを想定しています。
なおフィボナッチリトレースメント0.618までの押しの場合、フランスの大統領選で開けた4/24の窓を埋める事ができません。フィボナッチ0.764以上のより深い押しで窓埋めとなり、その0.764レベルが18584です。
まとめ
個人的には上記の0.618までの押しは十分あると考えており、窓埋めの可能性も十分あると思っています。ただ実際の相場ではドル円や米株の調整状況を見ながら短期の調整で終わるか、より深い調整でなるか判断していく予定です。
現在は19750-20000のゾーンでショートポジションを保有しています。