茶トラがFX検証中。相場はテクニカルで動いている

FXの手法を検証したりレビューを書いたりしています。自作ツールもちょこっと。主人公は茶トラ猫の「まる」。

ハーモニック分析 日経平均株価 [2017-02-10 金 16:38]

まる
2017-02-10 日経平均株価のハーモニック分析だにゃん

本日の東京時間は日経平均株価とドル円は高値追いの展開。そんな中の日経平均株価のハーモニック分析をしてみます。

目次

日経平均株価の日足チャート

こちらは日経平均株価の日足チャートです。今日は471円26銭高の大幅高で引けました。ドル円も113.75近辺まで強い上昇を見せています。

JPN225-cdDaily-201702101634.png

ハーモニックパターンは12月9日にディープクラブを検出。その後12月20日に高値を付け12月29日の下落でエントリーラインを超えてきました。しかしその後反転。ただ反転は続かず1月9日を高値にして再度下落。再びエントリーポイントを超えるも調整幅はそれほど大きくない状況。そして今回1月27日の高値からの再下落で3回めのエントリーポイント超えもこちらも目標には届かずフェイルした形。そして本日上昇で再度高値を狙う形です。

この間の調整はハーモニックパターンのフィボナッチ38.2にも届かず。基本的には買いが強いブル相場です。押し目らしい押し目がなかなか無い状況。

上昇パターン

ここからの見通しは判断がわかれる所で、勢いを素直に見れば買い優勢で19500円レベルの3度目のブレイク挑戦。ブレイクすれば2015年11月の20000円超えがターゲットへ。その上は2015年6月、8月の21000レベルへに挑戦。

下落パターン

対して下落のパターン。今回19500円への挑戦は3回目。つまりブレイクに失敗すると短期的にはトリプルトップ形成。やや長期目線では2015年11月と2017年1月でダブルトップ形成。節目の20000円という数字的にも上値のレジスタンスは相当強い領域。ブレイク失敗で下落の場合ターゲットのヒントはダブルトップ形成要因ともなるBREXIT安値。BREXIT直後の安値から1月9日の高値に対してのフィボナッチリトレースメントでは17865円レベルが38.2%。日足のハーモニックパターンでは18400円が38.2%、17950円が50%、17500円が61.8%のポイント。ハーモニックパターン基点の2016年4月の高値が17750円。ある程度ターゲットの重なる17500円から18000円がターゲットか。

下落の場合かなり大きめのターゲットが算出されます。

調整パターン

その他ブレイクも難しいが下値も固いというもうしばらく調整が続くパターンも想定されます。

個人的見解

日経は外部要因に振られる面が大きいので米株が今後続伸するかといった点やドル円が上昇を続けるかといった点の影響が大です。どちらも米国の政策やリスク状況次第であり結局トランプ氏の動向如何です。トランプ氏は米株安は望んでいないでしょうが、ドル安や円高は過去発言から明確に望んでおり、日本との貿易赤字解消も議題にしています。またこれらは通貨を極端に円高に振れば可能な内容です。円高に振った場合当然ながら日本の輸出産業は厳しくなり日経平均株価の下落も想定されます。その場合でも逆に米株は堅調さが見込めます。またテクニカルの的にはブレイクというのは基本相当に難しく失敗が多いです。またブレイク失敗で大きく下落というのもよくあるケースです。

結論としては日経については日本もある意味国策であり下落を許さない様な状況であるのは確かですが、実は現在かなりリスクが高い状態で一旦下落となる線が本線と見ています。20000円はいずれ超えると見ていますし長期的には上昇トレンドであるとも考えていますが当面は一旦再度下を試すと考えます。いずれドル円の上昇と共に強い上昇で越えていくものと考えていますがそれはまだまだ先ではないかと思っています。

Checkハーモニック分析の特徴
ハーモニック分析は逆張りで反転を狙う戦略です。トレンドが強い場合などは反転せずにエクスパンションするケースも多々ありますので実際のトレードでは必ずストップを入れておく必要があります。ストップレベルが明確なのがハーモニックトレードの利点のひとつでもあります。

この記事で紹介したツール

ハーモニックパターン検出インジケータ
https://fxinvestigation.tokyo/r/harmonic

Return Top