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ドル円5-3上昇推進波開始か。目標ターゲットは?エリオット波動分析 [2017-02-20 月 11:25]

まる
2月20日のエリオット波動分析だにゃん

先週末は理由がよくわからない中うんざりするほどの円高でドル円も不可解な下落でしたが週明けは相場環境が一転してきています。その時の記事がこちらです。

ただ週が変わると展開が一変することはよくあります。なので週末で焦った判断は気をつけたほうが良いですね。週末、そして月曜の朝一で皆が慌てて投げた場所がボトムとなるケースはままあります。今日はこの後のドル円を中心とした波動展開を予測してみます。

目次

先週までの波動予測

まずこちらは先週の記事ですが先週後半の波動予測です。5−2の調整波を予測した内容でエントリーポイントとなるターゲットやその段階での反転上昇後の利確ターゲットなどをまとめています。

下記は記事に掲載したTradingViewのチャートです。ほぼ予測通りの調整の動きとなりちょうどオレンジ色のトレンドライン到達から反転の兆しを見せています。ちなみにチャート画像をクリックしてリンク先を開くとTradingViewのチャートページに移ります。そこで再生ボタンを押す事でアイデア公開時からどのように実際の値動きが推移したかチャート上で確認できますのでご覧ください。

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ドル円は111.5で4波完成の後5波開始の模様。 ただし5-1は111.5 -> 115で既に完了。現在5-2修正波と推測。 5-2修正波のターゲットは、5-1波のフィボナッチリトレースメントで見ると0.382が113.673、0.5が113.276、0.618が112.879。止まりやすいポイントは5−1-4の113.3。一旦ブレイクした118.6からの下落トレンドライン(チャート図でオレンジのライン)など。 最大で5-1起点の111.5までの戻りも想定しながら波動の動きを見てロング予定。現在は傍観。

ドル円他の調整レベルをフィボナッチで確認

まずドル円4時間足チャートで5-2波の調整レベルを確認してみます。およそ115円の高値からの今回の下落はフィボナッチリトレースメント0.618(112.875)を超えた112.6レベルで完了したと思われます。フィボナッチレベルとしても深めですし5-1-4波近辺で止まった形です。

USDJPY-cdH4-201702201123-fibo.png

こちらはドル円日足ですが4波が完了した111.5はちょうどフィボナッチリトレースメント0.382のレベルであったことがわかります。また同様に3-4波近辺で止まっています。

USDJPY-cdDaily-201702201123-fibo.png

今後のドル円の短期波動展開予測

今後のドル円の波動展開イメージを準備してみました。黄色線がより大きいレベルでのエリオット波動、ピンク線が黄色線のエリオット波動に対する内部波動イメージです。118.6で3波を完了した後、調整4波となり111.5で調整が完了したことが濃厚です。現在は上昇5波でこちらは推進波ですので強い上昇に推移することが予測されます。ですので111.5を割るとシナリオが変わる事は考慮しながらもまずは5波に移ったと考えたポジション取りが有効と考えます。

ここからは5波の内部波動を見ていきますが、111.5のボトムからは内部5波動を形成しながら115レベルまでの上昇を見せました。これが5-1波になります。その後タイミング的には先週後半から5-2波の調整波に移り金曜日の112.6で調整を完了した可能性が強くなっています。となるとここからは5-3波の上昇推進波に移ります。

USDJPY-cdH1-201702201123-elliott.gif

ドル円5-3波のターゲット予測

次にドル円5-3波のターゲットを予測してみます。5-1波の両端と5-2波のボトムを起点としたフィボナッチエクスパンションを計算したチャートがこちらです。ちょうど116円レベルがフィボナッチ1倍でありそこが最低レベルの目標値です。5-3波はエクスパンションの可能性も考えられその場合1.618倍のレベルが118円レベルです。ですので基本的には116円から118円までの上昇が今後見込めます。300pips以上の上昇の可能性がある状況です。

注意点としては現在2月20日の東京時間の時点では5-3-1波動と考えられます。その後5-3-2波動となりますのでそこでは再び112円台に突入が考えられます。その後の反転、安全策を取れば5-3-1波動の高値を超えた時点からのロングエントリーがより安全です。

USDJPY-cdH1-201702201123-fiboexpansion.png

ドル円の波動予測はこういった形になります。

ユーロドルのフィボナッチ分析

参考までに同じドルストレートで代表的なユーロドルを見てみます。直近高安からの反発がフィボナッチリトレースメント0.5の1.0685レベルで終了してた事が見て取れます。ドル円に比べるとやや浅めの反発でした。

EURUSD-cdH4-201702201123-fibo.png

ドル円同様にフィボナッチエクスパンションを計算してみると今回の下落波動ではパリティへの下落可能性があることが見て取れます。

EURUSD-cdH4-201702201123-fiboexpansion.png

豪ドル円のフィボナッチ分析

豪ドル円はフィボナッチリトレースメント0.618で調整が完了した事が見て取れます。今後は89円台を狙いにいく展開と予測しています。

AUDJPY-cdH4-201702201123-fibo.png

日経平均株価のフィボナッチ分析

こちらは日経平均株価です。同様にフィボナッチリトレースメント0.618レベルで調整が完了したことを示唆しています。

JPN225-cdH4-201702201123-fibo.png

次の上昇波動では4回目のブレイク挑戦となりドル円やダウなどとの相関からも突破が濃厚。20000円の高値を狙う展開を予測します。現在はこちらの記事での上昇パターンの展開になるものと考えています。

現在の狙いやポジション

基本的にはロングを持って寝て待つ展開と考えていますので、ドル円、豪ドル円、日経のロング、ユーロドルのショートを保有しています。内部波動を見ながら利確やポジション追加をするかもしれませんがどの展開でもコアポジションはターゲットまで引っ張りたいと考えています。ここでは取り上げませんでしたがMACDなどのオシレーターも反転を示唆していますのであまり動かずキープで良いかと思っています。

なおオシレーターの状況などは時折Twitterでつぶやいたりしています。

2017/04/14 17:27 追記

別の記事のコメント欄で指摘があったので記載しておきます。ドル円の波動分析の当ブログでの現時点での最新の公開分はこの記事ではなく、下記の2/23のポンド円の波動分析内で取り上げている内容になります。ポンド円という記事タイトルなので気づきづらいかと思いますがドル円も含まれています。

上記記事内では現状の4波ターゲットとして107円水準の円高予測を提示しております。ちなみに記事公開当時の2月当時は113円でした。現状は108円台まで来ておりますのでアップデートした記事内容のほぼ予測通りの展開となっている状況です。

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