茶トラがFX検証中。相場はテクニカルで動いている

FXの手法を検証したりレビューを書いたりしています。自作ツールもちょこっと。主人公は茶トラ猫の「まる」。

【トレードの心理学】認知バイアス

ちび
投資の心理学。認知バイアスの解説だにゃん!

認知バイアスとは簡単に言えば「思い込み」。しかも自分に取って都合の良い方向に思い込んで決めつけてしまう。おそらく対義語は論理的思考。

目次

認知バイアスがトレードに引き起こす問題

相場は予測通りに動かない事は多々あり、それゆえトレードでは常に状況に応じた冷静な判断が求められる。人間は誤りを認めたり考えを変えたりすることが苦手なので、「上昇する!」、「下降する!」と一度思ってしまうと相場が反対方向に動いた時に対応が難しくなる。相場の状況に応じて臨機応変に考えを変えることは非常に難しい。その結果悪いポジションに執着することに繋がり大きなドローダウンを招く。

認知バイアスは思い込み、決め付け、先入観の総称である。トレードにおいては自信のあるトレードほどやられやすい。これは自信があればあるほど認知バイアスの程度が強いからである。

実際の事象の記事としてはこちら

都合の良い情報ばかり探す

よくあるのは、特に含み損を抱えたポジションを持っている時や相場が想定とは逆方向に動いた時に「都合の良い情報だけ探してしまう」事。実際にはこれはほとんど意味がなくたとえ都合の良い情報が見つかったとしてもそれで含み損がプラスになるわけではないという悲しい事実。相場が動く方向が常に正解で誰がどう考えてようとも関係がない。

加えると相場参加者は様々な基準でエントリーしている。ファンダメンタルを重視する人からテクニカルを重視する人。ファンダメンタルにしてもポジティブな情報を重視する人もいれば、ネガティブな情報を重視する人もいる。その局面局面で様々な要素で参加者がエントリーしている。どんな上昇相場でも下落を予測する人はいるし下落相場でも反転を予測する人もいる。

なので探せば自分の考え、方向性と一致する情報は必ず見つかる。そしてそんな時は一致する情報を信じたくなる。これも認知バイアスである。

ただご存知の通りそれが正しいかは全くの別問題。相場が既に反対に動き、そしてそれが設定したストップロスポイントを超えているならば既に考えは間違ったと言える状況。大抵の場合一旦ロスカットして仕切りなおすのが正しい対処法。

chibisleeping.jpg

Return Top