この記事はfx-onで販売されている「MyPyramid指標発表トレード専用版」のレビューです。現在も裁量トレードで好んで愛用しています。
目次
購入日時
2016年3月1日購入
販売者
盲点FX
価格
29,800円(2016年6月6日現在)
※ 販売価格は随時変動する可能性があります。現在の正式な販売価格は公式販売ページを参照して下さい。
レビュー
MyPyramid(マイ・ピラミッド)はピラミッディングを自動で行ってくれる裁量型のEAです。製品は2製品あり、オリジナルの「MyPyramid」と、その後指標トレード向けに強化された「MyPyramid指標発表トレード専用版」があります。
「MyPyramid指標発表トレード専用版」はオリジナルのMyPyramidの機能に指標トレードの機能が加わったものです。ですから指標トレードだけではなく、オリジナルのMyPyramid同様に利用することも可能です。ですので手に入れるならば「MyPyramid指標発表トレード専用版」の方が高機能で良いです。
機能
MyPyramidでは初期ポジションからのピラミッディング、そして決済を自動で行ってくれます。大きな特徴とメリットは一度でもピラミッディングしたら利益が確定するということです。これはどういうことかと言うと、ピラミッディング後(初期ポジション + ピラミッディングポジション)は値が逆行しても、必ず利益がある範囲でポジションを閉じてくれる形になっています。</span>
ピラミッディングできそうな所でMyPyramidをセットする運用を行えばかなり損失を抑えたトレードができます。もちろんトレンドが伸びれば大きな利益を獲得することも可能です。なお初期ポジション自体にもストップロスが設定されますので、ピラミッディングに失敗した場合でも損失は限定されます。
初期ポジションは「成行」、「指値」、「逆指値」でロングもしくはショートエントリーすることができます。値が利益方向に伸びた場合、指定したピラミッディング幅でピラミッディングされていきます。この際のポジションサイズは自動計算されますし、計算値の変更も可能です。ピラミッディングですので初期ポジションが一番大きく、その後ピラミッディングしていくポジションはサイズが小さくなっていきます。
「指標トレード専用版」の場合は上記の他に時間指定トレードの機能が追加されます。これは指定した日時(秒単位で指定可能)にエントリーを行ってくれる機能ですがただ時間指定ができるわけではなく、指定時間のレートの上下指定pipsにロング、ショートの2つの逆指値エントリーを行ってくれます。つまりどちらかの方向にブレイクしたらエントリーしてピラミッディングしていく機能です。
これは指標時に一気に動く場合にも使えますし、例えばロンドンブレイクなどの手法にも使えます。とあるタイミングでどちらかに抜けたらエントリーして利益を取る。動かなければエントリーは無しという形です。
最後にもう一点機能説明をしておきます。決済についてですがこれはMyPyramidに行わせることも可能ですが、手動や他のツールを使うことも可能となっています。利益確定、もしくは思うように動かないので一旦クローズしたいという場合は、MyPyramidがエントリーしたポジション、もしくは指値のどれかひとつをクローズすれば全てのポジションが閉じられます。全てのポジションをひとつひとつ閉じる必要がなく、特に動きの早い指標時は便利な機能です。
裁量トレードの結果
相場が一方向に動く日というのは往々にしてあるわけですがそういった時にMyPyramidは強さを見せます。例えば「くそっ、押し目なしに上昇だ...上昇が止まらないが入れない...」といったただ見ているだけになりがちな局面で利用すればリスクを限定しながら大きな利益を獲得できます。
もちろん上昇局面だけでなく下落局面にも利用できますし、そろそろブレイクしそうだけれどどちらにブレイクするかわからない。。。といった局面にも活用できます。
細かく説明するよりも実際のトレードを観てもらったほうがわかりやすいと思いますので、トレードの実例を紹介します。
こちらは2016年6月30日21時のポンド円15分足です。黄色のトレンドラインを下落方向にブレイクするかといった局面です。このトレンドラインは週の頭から続く上昇ラインでここを明確に割れると大きな下落となると予測しています。
そこでMyPyramidでエントリーしました。狙いはポンド円のショートが本線です。加えてポンドドルの上値が重い局面だったのでポンドドルのショートにもMyPyramidをセットしました。
ただここで問題が発生、思ったようにトレンドラインをブレイクできません。ドル円や他のクロス円の動きを見ていると逆に上昇に移りそうな雰囲気もありました。そこでヘッジとしてGBPJPYロングもMyPyramidにセットしました。これでポンド円は両建てで上下どちらに抜けても良い形です。
理屈としては、上に抜ければロングのポジションがピラミッディングされて利益が積み上がる、一方でショートのエントリは初期値のストップロスで撤退。同様に下に抜ければショートのポジションが積み上がり、ロングポジションはピラミッディングされずストップロスでカット。いずれにしても反対方向のポジションはストップロスで最低限に損失を留めながら、ピラミッディングポジションで大きな利益を狙う構えです。
それでは結果をお見せします。
結局深夜0時過ぎに下にブレイク、150pipsほど一気に下落しました。MyPyramidでのエントリー結果は以下の通り。
ポンド円ショート。チャート内の赤点がショートエントリーの場所です。裁量では瞬間的にこういったエントリーを行うことは不可能ですがEAを使うと可能になります。
一瞬の下落で合計7つのポジションを取った所で利益確定しました。
こちらはポンドドルショート。
こちらは5ポジションを取った所で利確。反発で1ポジションはマイナスですが残り4ポジションで大きな利益です。
こちらは両建てしていたポンド円ロングのチャート。
下落し反対方向に進んだので損切り。小さい損失でおさえています。
以上のようにトータルでは大きな利益獲得となりました。損失を限定しながら利益を伸ばせる仕組みがイメージとして掴めますでしょうか。この例は特に両建て注文を行うことでさらにリスクも限定してトレードしている点が特筆できる内容かと思います。
指標トレードの結果
指標発表時はスプレッドが大きく広がったり、約定しても大きく滑ることも普通にあったりします。また注文自体も通常時より入りづらくなります。これは指値/逆指値注文を入れようとしても値が変動して注文拒否になるケースです。例えば110.5に買いの逆指値を入れようとした瞬間に、スプレッドが拡大しBID: 110.4、ASK: 110.6の様になってしまうと注文が通りません。そしてこれは指標時には普通にあることです。
上記の様な指標時の動きがありますから、実はこのMyPyradmidを使っても狙ったように注文が入らないことがあります。私も何度も狙った注文が入らないことがありました。指標の直前、例えば10秒前に上と下に逆指値を入れるといったことは残念ながらほぼ不可能でした。
この辺は利用するFX業者によって変わってきますが、基本的にはスプレッドが拡大する前に注文を通すか、もしくは広がったスプレッドのさらに外に注文を入れるようにしないと駄目なのでしょう。私の経験からはスプレッドが拡大する前でないと難しく、指標の2分とか2分30秒前に注文をいれないと利益が取れる場所には注文が入らないかなというのが経験則です。
この辺の対策は例えば米国雇用統計などあまり大きな指標を狙わないことかと思います。指標は一日に無数にありますので、指標選びとその際の通貨ペア選びが重要です。
あとこの辺の動きはバックテストでは確認ができないので注意が必要です。バックテストではスプレッドが開くとか、スリップとか、約定拒否が全く無いからです。ですからMyPyramidに限りませんがブレイクアウト系の一瞬の値動きを利用するEAではバックテストの結果は全くあてになりません。デモ口座でも動きが違うことは往々にしてありますので実際にリアル口座で利用して結果を確認していくしか無いです。
指標トレードに関しては業者の対策がありますので狙ったようには利用できませんが、そうした指標時の癖を十分に理解して使っていくと面白いかとは思います。というのはうまく注文が入ればかなり利益が伸ばせますし、そうした事が何度かありましたので。
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