茶トラがFX検証中。相場はテクニカルで動いている

FXの手法を検証したりレビューを書いたりしています。自作ツールもちょこっと。主人公は茶トラ猫の「まる」。

【追記あり】ラリー・ウィリアムズのフォーキャスト2016を読んで見た。

ラリー・ウィリアムズのフォーキャスト2016を読んでみたのでその感想とレビューです。

目次

ラリー・ウィリアムズのフォーキャストとは?

ラリー・ウィリアムズは毎年フォーキャストという相場予測レポートを提供しています。独自のサイクル理論によって株や為替、そしてコモディティなどがその年どういった動きになるか予測するものです。フォーキャストを読むのは今回が初めてですが的中率が高いという噂があり前々から気になっていました。

相場の未来を予測することはできるのか?

まる
えー無理だよー。未来が予測できるわけないよー
ちび
それがそうとも言えないみたい。テクニカル分析はチャートの動きで相場を予測するけれどそれと似ているかな。チャートフォーメーションなんかもその一つだけれどダブルトップとかヘッド・アンド・ショルダーとか普通に使われるし、実際そのパターンに当てはまることも多いよね。フォーキャストはチャートフォーメーションではなくサイクル理論だけれどこちらも大きな流れを見るのに広く使われているものだよね。
まる
うーん理屈はわかるけど半信半疑。
ちび
だよね~。でもこの間ラジオNIKKEIでファンドマネージャーの西山孝四郎さんがこのフォーキャストの話しをしていたよ。
まる
どんな話しをしていたの?
ちび
フォーキャスト2016では2月3日からドルインデックスが下落となっているんだけれど、ホントかな?と見ていたそうです。そうしたら大きな下落になってびっくりという内容

ドルインデックスチャート。2016年2月3日から大きな下落を開始。

ドルインデックスが2016年2月3日に大きく下落

フォーキャスト2016を実際に読んでみて。

ラリー・ウィリアムズのフォーキャスト2016は全80ページ。非常に幅広い市場の2016年の見通しが予測されていました。予測にはそれぞれチャートが付いていて赤線がナチュラルサイクルと言うラリーの予測の形。

このフォーキャストの予測は占星術では無く、主に過去の類似チャートとの分析。例えば今年の米国株については、ダウの色々な数年のチャートサイクルの他、大統領選挙の年のチャートや各種経済チャートなどで分析されています。またこの分析にはファンダメンタルズも含まれておりFRBの今後の政策予測なども含めて分析されています。

単純にこのチャートパターンに似ているといったレベルでは無く、ファンダメンタルズや経済状況なども細かく分析されています。フォーキャストはそういったファンダメンタルズとチャートサイクルで分析されたラリー・ウィリアムズの予測です。また使われるチャートも各市場によって異なったりします。この市場ではこの分析方法が有効といった事を理解したうえでの判断だと思います。

フォーキャストは1年の相場予測なので今の段階で評価をすることは出来ません。2016年が終わった時に「なるほどこれはそういう動きだった」、「これは違った」といった事がわかるんだと思います。

ですので現時点で評価を下すことは難しいですが、一点特に注目される事があります。それは米国の市場や情勢に詳しいこと。これはもちろん彼がアメリカ人だからでしょう。日本にいるとやはり日本中心の情報が多くなってしまいますが、アメリカ人の視点から見た情勢判断や相場予測は興味深く、この点は今後予測がどうなるかにかかわらず参考になりました。

フォーキャスト2016は3月末で販売終了です。

ラリー・ウィリアムズのフォーキャスト2016は3月30日で販売終了となる模様です。トレーダーズショップで購入することが出来ます。価格は28,000円です。

私個人は後で情報を知って、それを知っていれば損失を防げた、もしくは儲かったという事は結構ありますから、個人的な意見としては情報は幅広く手に入れておいた方が良いかと思います。その意味でも読む価値があるかと思います。

ただ逆にテクニカル派の方など余計な情報が入ると判断を間違うと考える方は情報を遮断する方法もあるかとは思います。そういった場合はそもそも読もうとは思わないと思いますが読まないという判断もありだと思います。

ラリー・ウィリアムズのフォーキャスト公式 

追記(2016/03/04): 原油相場の動きとフォーキャスト2016の予測結果

2015年大下落を続けた原油。2016年に入っても下落を続けていましたが原油の今後の動きに注目していました。というのはこのラリーウィリアムズのフォーキャスト2016で興味深い原油の見通しが出ていたからです。実際にナチュラルサイクルのチャートをお見せしたいですがさすがに転載するわけにはいかないので言葉で解説となりますが、実はフォーキャスト2016では2月のある時点で原油が当面の底を付けると予測されていました

しかし原油相場は相変わらず弱く下値を狙う動きを続けました。そういったわけでしばらく様子を見ていましたが、原油が2月の25ドルレベルの直近最安値から3月4日の今日現在35ドルまで底堅く上昇してきました。動きを見る限り確かに底を付いた様に見えます。これは正直驚きました。現段階ではかなり的確に原油の動きは当たっていると言えるかと思います。

こちらは2月10日のツイートですが、フォーキャスト2016の予測を踏まえ相場観を修正出来たので非常に良かったと思います。

追記(2016/06/25): ラリーTVについて

実はこちらに記載するのを忘れていましたが先月から「ラリー・ウィリアムズの週刊マーケット分析(通称:ラリーTV)」を購読しています。ラリーTVについてはラジオNIKKEIなどでよく西山孝四郎さんが紹介しているのでご存知の方も多いかと思います。

ラリーTVを実際に試してみた結果については只今別途記事をまとめていまして近いうちに公開できる予定です。その際はこちらにも追記してお知らせします。

ラリーTV公式はこちら 

ドル円が100円割れた直後の利益確定について追記(2016/06/25-2)

ちなみに昨日ドル円が100円を割れた時に私が利益確定できたのは、6/18のラリーTVでドル円のターゲットは100円、そこでTake Profit、利確すべしと語られていたからでもあります。100円を割れたのは瞬間でしたがラリーの言葉が頭に入っていたので迷いなく利確できました。結局この日の最安値水準でした。

またそもそもドル円をショート目線でいけたのはこの予測があったのも一つで、それがなければロングでロスカットされていた可能性もありました。先月末頃からラリーは常に円ロングでポジションはキープと言っており、ポジションを取るのはかなり遅れましたがそれを参考にした部分は大きいです。(正直月初などもっと早い段階でドル円ショートでキープするべきでした。その頃は110円を超える水準でしたので。ラリーは素晴らしいですが私個人は相変わらず下手です。)

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