昨夜はロンドン市場まではリスクオンに戻る動きも、深夜のNY市場でリスクオフへ回帰。ダウが300ドルを超える下落になった事が大きく影響した。きっかけは何にせよ現在はちょっとした事ですぐにリスクオフになる状況。
リスク状況に過敏に反応するユーロ豪ドルは日中の上下動が激しい。リスクオンなら豪ドルが買われ、ユーロが売られて下落。しかしリスクオフなら逆に豪ドルが売られ、ユーロが買われる。なのでユーロ豪ドルは急激に上昇する。
リスクオン時は、株高、資源高、資源国通貨高。
リスクオフ時は、株安、資源安、資源国通貨安。
合わせて欧州株安の場合、現在はユーロが買われる。これは日本が株が高い時は円安、逆に株が売られると円が買われて円高になるのと一緒。
現在は非常にリスク状況に敏感な為、リスクに影響する市場の動向を見ながらのトレード。朝方昨日のNY相場を引きづって、日経が大幅下落。一時7700円強安の17,000円割れ。リスクオフの流れが鮮明。
しかしドル円は117円をキープしていたし、豪ドルドルも0.69を割らない状況。特にこの豪ドルドルの0.69は相当固く何度も反発している。またユーロ豪ドルは目先1.53 - 1.57のレンジで1.572の高値のレジスタンスが超えられない状況。また豪ドルスイスは0.68辺がサポートでここも割れない。そして今日も日経が700円を超える下げの中、サポレジはキープ。インドネシアで爆破事件もあったけれどそれでもサポレジは突破できず。
東京市場ではユーロ豪ドルが1.572のレジスタンスにトライする流れ。サポレジを意識して何度かそのポイントで逆張りトレード。これで何度か利確できたけれど長くは持てないポジション。株や原油相場が動くたびに流れが変わる。ただ不透明な相場状況も14:30頃から転換。上海株が-2%から一気にプラス圏へ。日経も17,240円まで戻して終了。その一時間後上海は高値に近い形で引けて結局3000ポイントの大台を回復。
今はやはり今週の月曜朝にランド円を中心に円の急騰の大相場後。ランド円だけでなく、豪ドル円など多くのロングポジションはその時に切られていて再度短い期間での大相場は難しい状況。相場状況は明らかなリスクオフだけれどさらに相場を傾けるにはポジション状況が悪すぎる。むしろ下値のショートが溜まっている可能性すらある。そうなるとショートカバーの動きが加速する可能性も高い。
ドル円も116円辺りには大きなサポートがあるけれど、結局今すぐそこを売り崩すには正直材料不足。これ以上大きな燃料が投下されないかぎりはショートカバーの動きが進むと予測。株や原油も相当下落し株は目先のサポートに到達している。これも反発すると考えると一気にリスクオンムードになる事も想定される。
長いトレンドではまだ下目線にも見えるけれどやはり目先は戻りが濃厚でそれに対応したポジションが良さそう。ただリスク状況はすぐに変わるのでストップは必ず入れて、状況によってはドテンもあり得る。
現在のポジション: ユーロ豪ドルショート